こんにちは店長のそめたろです。そめたろと一緒に東京友禅のお仕事を
「生地からきものができるまで」を中心にお勉強してみましょう。
この伝統工芸の技術がソメプリの商品づくりの背景にあります。
東京友禅について
東京友禅とは|特徴・工程を解説
◎白生地づくり
ここは織元さんのお仕事です。友禅作家は既に織り上がった白生地を選んだり、織元さんに相談して理想の白生地を作ってもらったりします。糸を染め上げない状態で織ってもらった生地を後から染めていくのが友禅の特徴です。
- 原料準備(絹糸)
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- 主に絹糸を用意(生糸→撚糸)
- 製織(せいしょく)
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- 白生地(反物)として織り上げる
- 羽二重、縮緬など用途に応じた織り
- 精練(せいれん)
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- 絹のセリシン(不純物)を落とす
- 染色しやすい状態にする
ここからが、友禅作家の手仕事のはじまりです
◎構想・図案設計
- デザイン・構想・図案
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- モチーフ決定
- 構図設計
- 白生地の選定(表現したいイメージ通りの生地を探します)
最初はスケッチから徐々にイメージを膨らませてから
実際のきもののサイズで図案を作成します。
しゃちょうのセンスがばくはつする一歩目です。
- 絵付け
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- 生地に柄を描く工程
- 生地に青花で図案を写し取ります
生地に直接線を描いていきます。きんちょうしますね。
青花は植物由来の色素でつくられた、お水で消える下絵用のインクです。
友禅では植物を原料にした材料がたくさんもちいられます。と、いてました。
- 糸目糊置き
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- 下絵を元にして染めたくない輪郭を専用の糊でカバーする工程。
米糊・糠・石灰などでできた「糊」を生地の上に置いて染まらないようにしてます。糊は後で洗い流すので糊を置いたところは元の生地色の線となって現れます。でも今はただの黒い線です。なんだかさみしです。
- 地入れ
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- 糊を生地に定着させる工程
- 染料のにじみを防ぎます。
- 色挿し(友禅)
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- 柄の中に色を付ける工程
- 職人の間ではこの工程を「友禅する」と言ったりします。
最初にイメージした色彩のいめーじから生地に色を載せていきます。
線を描いたりぼかしてそめたり、職人の技術が試されます。
しゃちょうもいつも新しい技法や技術をひび研究しています。
- 蒸し
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- 色挿しした生地を高温の蒸気で蒸す工程
- 色を定着させることができます。
- 工房ではふしぎな煙突型の蒸し器が使われています。
- 伏せ糊置き
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- 色挿しした部分に地色が入らないようにする工程
- 色を定着させることができます。
- きれいな色が挿された生地をカバーするように、黒い糊が置かれていきます
せっかくきれいな色が付いたのに真っ黒になっちゃってびくりします。
友禅は完成するまで全体が見えないのでしゃちょうのあたまの中は
どうなっているんでしょか?
- 地染め(引染め)
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- 柄以外の地色を染める工程
- 色を定着させることができます。
- 友禅では基本的に白い生地を染めていくので全体の色はこの工程で染めていきます。
青い生地や赤い生地じゃなくて全部白い生地を染めています。
ムラにならないのふしぎです。伏せ糊の黒い模様と地染めの色だけになって
どんな風に完成するのかわからないです。
- 水元(友禅流し)
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- 余分な染料や糊を洗い流す工程
- ここで初めて色挿しした模様と地染めの色の全貌が見えます。
- 色を壊さないためにも繊細な工程なので専門の業者の方にお願いすることも多いです。
- 湯のし
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- 蒸気・温度・圧力を管理して生地のシワを伸ばし、幅・長さを整える
- 風合いを整える意味もあり仕上がりの見た目に影響する大切な工程
- この工程も専門の業者の方にお願いすることが多いです
全部見えてきれいになったはずなのにまだ作業は終わらないみたいです。
染めたり隠したり洗ったり伸ばしたりいそがしです。
しゃちょうは疲れてねむくなったりしないですか?そめたろは…
- 仕上げ
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- 刺繍、金彩(印金)など「染め」以外の作業を施す工程
- 立体感や染めとは違う質感を与えることで、より一層絵柄が引き立ちます
- 反物(染め上がり状態)
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- すべての友禅作業が終わり、反物の状態に。
- 反物を仕立屋さんに引き渡ししてお着物になります。
- 反物で受け取ってお気に入りのお仕立屋さんに持ち込むお客さまもいらっしゃいます。
◎【図解】友禅染めの染め工程
ここまでの工程を、図でまとめてみました。流れを思い出しながらご覧ください。

①白生地 +図案写し取り
完成状態をイメージして、
織りの質感や白の色味を選ぶ。
青花と呼ばれる材料で輪郭線を写し取ります。
青花は後工程で洗い流されます。
②糸目糊置き
色挿し③のガイドとなる輪郭線をなぞる
この部分は染まらずに白生地の色が残る
③色挿し
糸目糊置き②をガイドにして自由な彩色を施す
糊置きした黒は後工程で洗い流される
色を入れていく作業はこれで完成。
④伏せ糊置き
色挿し③で色を入れた部分や地染めされたくない白を残す部分を隠して地染めに備える
色挿し③で入った色が隠されるので糊で真っ黒に。
⑤地染め
伏せ糊④で隠された部分以外が染まる
地色と糊の黒だけになっているが、洗いの工程で糊は洗い流される。
地染めを終えたら
糊などを洗い流します
糊で隠した部分が見えて完成
ここまでが、図案から染め・仕上げまでの友禅の仕事です.
伝統的な活用(仕立て)◎仕立て(着物や帯になる工程)
ここは仕立屋さんのお仕事です。友禅作家は仕立てそのものには関わりませんが、絵柄の出る位置など注文主さんの希望や理想のイメージをお伝えすることがあります。
同じ絵柄でも切り取り方で全然印象が変わるところも友禅染めの面白いところです。
- 裁断
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- 柄を見ながら配置決定。
- 大柄な方、小柄な方でも図柄が一番きれいに見える位置を探ります。
- 和裁(手縫い仕立て)
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- 着物の形へ仕立てる工程。
- もちろんお客さまにぴったりのサイズに仕上がります。
- 最終仕上げ
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- アイロン・検品
- 針が残っていたりほつれやスレなどがないか、丁寧に確認します。
白い生地から染めたり隠したり洗ったり仕上げたりして出来たお着物や帯は
ビシッとしていてとてもカッコいいです。
新しい活用(ソメプリ)◎デジタル化(ソメプリ)
受け継がれてきた技を今も大切に守りながら制作を続けていますが、現代では着物を着る機会が限られ、需要の減少と販路の限定化が進んでいます。こうした状況は伝統工芸の現場にも影響し、収入の不安定さから作家は年々減少、後継者不足も深刻です。東京手描友禅のように、一人の作家が図案から染めまでを担う「作家一貫制作」の伝統も、変化の時代を迎えています。その中で誕生したのが「ソメプリ」です。
作家が専用に描き下ろしたデジタル図案を自ら監修し、高精細な捺染プリンターによって色や線の表現を丁寧に再現。手描きからデジタルまでを一貫して見届ける仕組みにより、伝統を守りながら現代に合った形で作品を広げています。
①手描友禅の完成品をスキャン・撮影
②データ化、デザイン

③生地の前処理

④プリント(デジタル捺染)

⑤蒸し

⑥水洗

⑦仕上げ

カッコいい友禅染めが、丁寧にデジタル化されてプリント小物や着物や帯となってたくさんのお客さまにご愛用いただいています。
しゃちょうたちは新しい友禅染めの活用を日々ごていあんしています。